面接は、企業と求職者の顔合わせの場でもあります。面接は第一印象がとても大切である為、相手とコミュニケーションをとる必要があります。面接の場で「何を話すか」も大切ですが、「どう話すか」は面接官に自分を理解してもらう為にもとても重要な事です。
あなたの話し方を少し意識をするだけで、面接での印象はグッと上がるでしょう。
今回は面接時の「話し方」について3つポイントをご紹介します。
目次
話し方のポイント①話す順番
面接ではいかに自分をアピールできるか、ということばかりが気になってしまい何が伝えたいのか、途中で分からなくなることありませんか?
あれもこれもと話を盛り込んでしまうと、聞き手(面接官)にとってはダラダラと話しをしている、話の内容がよくわからないと思われてしまい、いくら内容が良くても悪い印象を持たれてしまう可能性があります。
せっかく面接の準備をしたのなら、自分の経験を余すことなく全力で伝えて、「わが社で活躍いただきたい!」と面接官に思ってもらえるような内容にしたいですよね。
そのためにはまず、話す順番を考えなくてはなりません。
日本語の文章はご存知のとおり「起・承・転・結」という流れが一般的かも知れませんが、ビジネスではこの「起・承・転・結」の順で話すことは好まれない傾向にあります。理由はビジネスの場や採用面接などでは、短い時間の中でお互いを理解する事が求められ、話す内容によっては「回りくどい」と捉えられてしまう可能性があるからです。
以上を踏まえて、採用面接の場では「結」の結論から話すことを心掛けてみましょう。
そうすることで、まとまりのある内容になり、「結局何が言いたいのだろう?」と面接官に思われてしまうことを避けることができます。
話し方のポイント②声のトーンと話す速度
皆さんは友達や家族、会社の上司や同僚と話をするとき、話すスピードや声のトーンに気を付けたことはありますか?
話をする相手に合わせて声の大きさやトーン、話す速度など意識して使い分けていますか?
採用面接では話す内容はもちろん重要ですが、大前提に「話し方」が最も重要になり、その人の印象に大きな影響を与えます。
ですので、普段は無意識に話し方を使い分けているかもしれませんが、面接の場ではあえて「話し方」を意識する必要があると考えられます。
面接では自分の経験、転職の理由、志望動機、自己PRなど、アピールしたいことや話すべきことが沢山あり、きちんと相手に伝えられるのか、的を得た回答ができるのかばかり考えてしまい、緊張で100%の力を発揮することはなかなか難しいものです。
そんなときは落ち着いて相手の状況、雰囲気を感じ取り、まずは相手に合わせた話し方を心掛けてみましょう。そうすることで言葉のキャッチボールのテンポが合い、お互いに好印象を持って面接を終えることができるでしょう。
“話が弾む”とは、もちろん話の内容も重要ですが、「話し方」つまり相手の声のトーンや話す速度を意識して、相手に合わせることで得られるものなのです。
話し方のポイント③面接で方言は不利?
面接の場ではできるだけ方言ではなく標準語で話すことを意識しましょう。
同じ方言を使うエリアの企業面接でも面接官がそのエリアの出身者ではない可能性があり、聞き取りづらいと思われてしまったり、極端な話、通じない表現もあるかもしれません。
誰にとってもわかりやすく伝える為には標準語で丁寧に話すことをお勧めします。
また単語だけではなく、イントネーションにも注意が必要です。
イントネーションには地域性が出てしまうので、できるだけ標準語に近いイントネーションでも話すよう心掛けると良いでしょう。
多少の方言であれば面接の評価に直接影響することはないのでご心配なく。
面接の場で不利な状況を極力少なくする為にも、もし、話し方(方言やイントネーション)が気になる方がいらっしゃいましたら、面接の練習をしてみることをおすすめします。
例えば転職エージェントのキャリアアドバイザーに【模擬面接】を実施してもらうのも自分の話し方を知るいい機会だと思います。
模擬面接が可能なキャリアアドバイザー
《ちょっと休憩》みなさん知ってますか?~みらいキャリア流名古屋弁講座~
突然ですが、ここでちょっとした名古屋弁講座!
名古屋もしくは愛知県内出身の方ならもちろんわかりますよね?
【みらいキャリ子さんの名古屋弁~A社面接編~】
①まずは面接対策
「なんでA社に入社したいのか、志望動機をようかんこーせにゃかんわ~」
②事前準備
「面接会場までの道のりを間違えんようにまっぺん確認しとかなかんわ~」
③緊張の前日
「面接のまぁし(まわし)はもぅはいできとるもんで、あんきに眠れるわ~」
④面接にて
面接官:「今日はここまでどうやってみえたのです?」
みらいキャリ子:「家から最寄駅までケッタで、そこから電車に乗ってここまできました」
⑤面接を終えて
「今日の面接は圧迫面接でおうじょうこいたわ~」
《答えはこのページの一番下》
かなり独特な名古屋弁をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
名古屋出身の方はすべてわかりましたよね?
「お母さんやおばあちゃんがよく使っとるわー」
と思ったあなた・・・あなたも根っからの”名古屋人”ですね。
面接では自分の癖や姿勢など、あなたの「振る舞い」も重要
話をしているときのクセや姿勢などは、自分自身ではなかなか気づきにくいものです。
普段意識することクセや姿勢が面接の場では印象を悪くしてしまう可能性もあるので注意しなくてはなりません。
新人の頃なら大目に見てもらえた言葉遣いの乱れも、転職面接ではより厳しくチェックされてしまいます。
面接の受け答え方なども大切ですが、その前に自分自身のことを客観的に見る必要もあります。
その方法の一つとして、転職エージェントを利用してクセや姿勢も含め、上でも述べたような自分の話し方などに問題はないか確認してもらうといいでしょう。
転職エージェントでは模擬面接なども実施いるので、実際の面接のように質疑応答をする中で、自分の言葉が相手に伝わっているのかを確かめることもできます。
みらいキャリアでは、愛知県出身のキャリアアドバイザーがこの地方の方言も含め、面接官に好印象を与えられるような表現の仕方や話し方の練習など、ご希望であれば面接対策の一環としてお手伝いさせていただきます。
「話し方」を意識するだけで、自信を持って相手と会話を楽しむことができますよ。
名古屋弁講座の答え
①「なぜA社に入社したいのか、志望動機をよく考えないといけないな~。」
②「面接会場までの道のりを間違えないようにもう一度確認しておかなくては。」
③「面接の準備はすでに出来ているから、安心して眠れるな~。」
④面接官:「今日はどうやってここまで来たのですか?」
みらいキャリ子:「家から最寄駅まで自転車で、そこから電車に乗ってきました。」
⑤「今日の面接は圧迫面接で大変だったな~。」
皆さんはお分かりになられましたか?