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コロナ禍にこそ見直したい 中小企業の魅力と東海エリアの製造業

みらいキャリア編集者

中小企業の魅力と東海エリアの製造業

長期化するコロナ禍の影響から、求職者のあいだでは「大手・安定志向」が高まっています。しかし、大手企業にしかやりがいや安定がないと考えるのは早計です。競争が厳しくなる今こそ、中小企業にも目を向ける必要があります。

本記事では、中小企業の魅力を解説したうえで、東海エリアの製造業ならではの安定性ややりがいをお伝えします。ぜひ中小企業や製造業を見直すきっかけにしてみてください。

コロナ禍で高まる大手・安定志向

長期化するコロナ禍の不安によって、「大手企業に入りたい、安定した会社に入りたい」と考える人は多いのではないでしょうか。実際、新卒者を対象にした調査ではありますが、すでに顕著な「大手・安定志向」が数字として表れています。

マイナビの「2022年大学生就職意識調査」によれば、企業を選ぶ際の基準として最も多かったのが「安定している(42.8%)」でした。この数値は2001年に開始された同調査のなかで最も高い割合となっています。

ほかにも同調査では「大手、中小、公務員等、企業」から企業志向を選択する項目があり、顕著な「大手志向」が見て取れます。企業を選ぶ際の基準の上位3つが「安定している」「自分のやりたい仕事ができる」「給料のよい」でしたが、これらを選んだ人は「大手」を志望する割合が高くなっています。

つまり、「大手で安定している会社」「大手で自分のやりたい仕事ができる会社」「大手で給料のよい会社」に人気が集中しているというわけです。

参考:2022年卒大学生就職意識調査

しかし、コロナ禍においては、大手だからといって安定しているとは限りません。

例えば、旅行会社の業績は9割超で減収となり、倒産や廃業は年間200件ペースといわれています。旅行会社最大手のJTBは、資本金23億400万円から1億円にまで減らし、税制上で中小企業に転落しました。

参考:コロナ禍で苦境の旅行会社、倒産・廃業が前年から倍増

ほかにも2021年でだけでも、ホンダやパナソニック、JTなどの名だたる大企業が数千人規模の人員整理を敢行しています。実は「大手企業=安定」とは言い切れない状況となっているのです。

大手企業への競争が激しくなっている今だからこそ、中小企業の利点を把握して、自分にあった会社を探す必要があります。
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大企業のイメージ

中小企業ならではの魅力

若いうちからやりがいのある仕事に就ける

中小企業の魅力は、若いうちから責任ある仕事や、やりがいのある仕事に就けるチャンスがあることです。

中小企業は人的リソースが決して潤沢ではないため、若い世代も貴重な戦力として見なされます。この点で大企業は、役職を上げない限りプロジェクトの責任者などは任されず、分業形式の仕事が中心となります。

仕事を主導することで人やモノを始めとした業界の流れが見えやすくなり、スキルアップ・キャリアアップにも繋がる経験となるでしょう。

人とのつながりから来るやりがい

大企業では、部署やフロアが違うと同僚の名前もわからないことが当たり前で、経営層とは話す機会もほとんどありません。その点、小規模な中小企業は同僚だけでなく経営層とも距離が近くなり、会社全体がひとつのチームのような距離感で仕事を行います。

取引先などとの付き合いでも、大企業では「会社のブランド」で個人の仕事が霞みがちですが、中小企業では名指しで仕事を任されることもあり、やりがいを実感しやすいでしょう。社内外で人とのつながりが見えやすく、自身の仕事の成果を感じやすいのは、大きなやりがいになるでしょう。

仕事のスピード感

大企業と中小企業の仕事の違いとして、スピード感が挙げられます。大企業では「企画を通す、稟議の承認を得る」といった認可を得る場面で、意志決定に時間がかかりがちです。

前述の通り中小企業は経営層との距離感が近いことから、企画なども社長のトップダウンの一声で承認を得られることもあります。現場のスピード感や意見が経営層に届きやすいことも特徴です。

ビジネススピード

コロナ禍にこそ見直すべき 東海エリアの製造業

ここまで中小企業ならではの魅力を解説してきましたが、東海エリアの製造業は、さらに際立った特徴を持っています。

全国平均を上回る高い企業体力

東海エリアの中小・製造業は、堅実で無借金経営の志向が強いといわれています。

東海3県の企業の内部留保率は全国を大幅に上回っており、なかでも製造業の内部留保率は50%を超える水準で推移しています。 資本金以外の資本(余剰金等)/総資産の推移

引用:中部圏の産業の現状 図36

「中小企業=不安定」のイメージとは裏腹に、安定志向の求職者にとって理想的な経営体質といえるでしょう。

唯一無二の技術を受け継げる

東海エリアは、各種製造業を支えるサポーティング・インダストリーの充実度が非常に高い地域です。
※サポーティング・インダストリー:製品が出来上がるまでの課程で基盤となる産業を意味します。多くの場合、自動車や家電といった日本を代表する「ものづくり」において、部品や周辺機器を作る中小企業を指します。

アジアのメーカーに比しても日本のものづくりの水準は依然として高く、とくに高級製品などは日本製でなくては成り立たないといわれています。

こうした唯一無二の技術を先輩社員から伝授してもらえることも、中小製造業の大きな魅力です。大企業では時間とコストをかけた社員教育を受けられるかもしれませんが、それは「マニュアル化されたどこでも学べる知識」であることがほとんどです。

国内のものづくりを支え、グローバルな舞台で競争を続ける技術を学べるのは、大企業での教育にも負けない経験値となります。

参考:中部圏の産業の現状 P36・37

遊び心のある試み

製造業というとルーティンの仕事ばかりと思うかもしませんが、その技術力を活かした「くだらないものグランプリ」というおもしろい試みも行われています。

「町工場から日本に元気を届けたい!」をコンセプトに、コロナ禍の今だからこそ、技術を活かしたくだらなくて笑えてしまう一品を制作するコンテストです。

参考:くだらないものグランプリ

大企業はジョブ型の分業志向が高まり、なかなか社内で自由に仕事を行える環境ではありません。中小企業だからこそ、こうした試みにフットワークも軽く参加できる側面があるわけです。

愛知・岐阜・三重の製造業イメージ

まとめ

企業全体における中小企業の割合は99.7%、従業員数でも68.8%を占め、働き手のおよそ10人に7人は中小企業に勤めている計算となります。

大企業での就業を目指して時間と労力を割くことは、就職(転職)活動の長期化を招きかねず、安定志向とは裏腹の「ギャンブル」の側面もあるといえるでしょう。

みらいキャリアをご利用された転職事例でも、転職活動初期は「大手志向」だった方が、活動する時間経過と共に中小企業の魅力の魅力に気づかれて、転職されたケース数多くございます。中小企業だからこそ感じる仕事のやりがいを手にした事例がみらいキャリアには豊富にございます。

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「大手企業ではないから」「小さい会社は希望しない」などと頭ごなしに考えず、中小企業にも目を向けてみると、自身の携わりたい仕事や安定した企業に出会えるはずです。

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