寺澤 徳人(てらざわ のりと)/営業部(左)
大手・中小企業で約13年間、人事・採用・教育業務に従事した後、2025年に株式会社ニチフクへ入社。現在は営業部に所属し、営業業務を担当。前職の経験を活かしながら、事業承継や採用・組織づくりにも取り組んでいる。
中村 文哉(なかむら ふみや)/製造部(右)
製造業で約14年間、工程管理や設備保全などに携わった後、2026年に株式会社ニチフクへ入社。現在は製造管理者として現場研修を行いながら、これまでの経験を活かした製造現場の改善や管理業務に取り組んでいる。
株式会社ニチフクは、ガラスの主原料となる「珪砂(シリカサンド )」の製造を80年以上続けるメーカーでありながら、ものづくりに欠かせない素材や機械を取り扱う商社としての機能も併せ持つ会社です。
住宅やビル、自動車、スマートフォン、光ファイバーなど、私たちの暮らしに欠かせないガラス。その原料となる珪砂を安定供給するとともに、お客様のニーズに合わせて商材を変化させながら、時代に合わせた価値を提供し続けてきました。
一見すると「何をしている会社なのだろう?」と思われるかもしれません。しかし、実は私たちの身近な暮らしや産業を支えている会社です。
今回のインタビューでは、事業承継や採用・組織づくりに取り組む、営業部の寺澤徳人さんと、2026年に中途入社した製造管理の中村文哉さんにお話を伺いました。
大手企業を経験した寺澤さんだからこそ感じる少人数企業ならではの魅力、そして実際に転職を経験した中村さんだからこそ語れる入社の決め手や働く環境、ニチフクで働く面白さについて語っていただきました。
目次
Q. 初めて会社名を聞いた時に「何をしている会社なんだろう?」と思う方も多いと思います。ニチフクとはどのような会社なのか教えてください。
実はニチフクは、2社が合併してできた会社です。
ガラスの主原料となる「珪砂(シリカサンド)」を製造するメーカー「日豊(にっぽう)珪砂」と、窯業業界に関連する素材や機械を取り扱う商社「福酉(ふくとり)商会」が一つになり、現在のニチフクとなりました。
メーカーとして「つくる」、商社として「つなぐ」。この2つの機能を持っていることが、当社の大きな特徴です。
また、当社が取り扱っている製品は、一般の方にはあまり知られていないニッチな製品がほとんどです。
「ニッチ」という言葉には、「隙間を埋める」という意味があります。大手企業では対応しづらい”小さなニーズや困りごと”に応え、その”隙間”を埋めることが私たちの役割だと考えています。
派手さはありませんが、ものづくりの現場を陰から支え、お客様にとって「なくてはならない存在」であり続けること。それがニチフクという会社です。

Q. ニチフクが製造している「珪砂(シリカサンド)」とは、どのようなもので、私たちの暮らしの中ではどのように使われているのでしょうか。
珪砂とは、ガラスの主原料です。
当社の工場では、「原砂(げんしゃ)」と呼ばれる鉱山から採取した砂を原料としています。その原砂から鉄分や粘土分などの不純物を取り除き、珪砂(シリカサンド)を抽出します。
ガラスは、この珪砂を主成分としてつくられています。
ガラスと聞くと、家やビルの窓ガラス、自動車のガラスを思い浮かべる方が多いと思います。しかし、それだけではありません。光ファイバーやスマートフォン、化粧品、塗料の美しい光沢にも使われており、建築、自動車、IT、美容など、私たちの暮らしを支えるさまざまな製品に使われています。
普段は当たり前にあるガラスですが、もし世の中からガラスがなくなったらどうでしょう。
家やビルに窓はなくなり、自動車にもガラスは使えません。スマートフォンも、今のような形では成り立たないでしょう。
「プラスチックで代用できるのでは?」と思われるかもしれませんが、プラスチックは熱に弱く、長年使うと黄ばんでしまいます。一方で、ガラスは透明性が高く、長期間使っても劣化・腐食しにくいという特徴があります。だからこそ、iPhoneをはじめ、多くの製品でガラスが選ばれているのです。
生活に必要な身近な製品を「原料」という根底から80年以上支えています。

Q. ニチフクにはメーカーと商社、2つの事業があります。それぞれどのような役割を担っているのでしょうか。
一つは、先ほどご紹介した珪砂(シリカサンド)を製造するメーカー事業です。約80年にわたり、大手ガラスメーカーへ珪砂を安定供給し、ガラスづくりを支え続けています。
もう一つが商社事業です。
当社が取り扱っているのは、ものづくりを支える”ニッチな製品”が中心です。
例えば、ゴルフ場で使用されるバンカー砂や、金属加工に欠かせないショットブラストマシン、街中の清掃で使用される特殊清掃車両の部品など、取り扱う商材は多岐にわたります。
当社が納品するのは、最終製品の美しさや揺るぎない品質の幹を支えるニッチなモノです。
また、時代とともに変化するお客様のニーズに答えるために、新しい商材を積極的に取り入れています。現在取り扱っている商材の約8割は創業当時にはなかったものへと変化してきました。
メーカーとして「つくる」、商社として「つなぐ」。
この2つの事業がお互いを支え合うことで、お客様のさまざまな課題に応え、変化する時代の中でも選ばれ続けてきた。それがニチフクの強みだと考えています。

Q. 創業から80年以上事業を継続されてきましたが、その理由はどこにあるとお考えですか。
「新しいことを受け入れる挑戦心」と「一つの事業に頼り切らないリスク分散」。この2つが、ニチフクが80年以上事業を継続してこられた理由だと考えています。
特に平成に入ってからは、円高の影響により、海外から輸入される珪砂との競争が激しくなるなど、大きな時代の変化がありました。
その中でニチフクは、中国に珪砂工場を立ち上げ、輸入珪砂の販売という新たな挑戦を行いました。一方で、海外へ一本化するのではなく、国内工場も残し、国内・海外の両方で事業を展開するという選択をしています。
海外で新しいことに挑戦しながらも、カントリーリスクを見据え、国内の生産基盤も守る。この考え方は、現在のニチフクの経営にも受け継がれています。
例えば、メーカーと商社という2つの事業を持っていることも、その考え方の一つです。メーカーで安定したものづくりを続ける一方、商社ではお客様のニーズに合わせて常に新しい製品を探し続けています。
さらに、メーカーと商社の間で情報や経験を共有することで、お客様の課題に対してスピード感を持って対応できることも、ニチフクならではの強みです。
変化を恐れず挑戦することと、一つに依存しない事業基盤を築くこと。この2つを大切にしてきたことが、80年以上選ばれ続けてきた理由だと考えています。
Q. これからのニチフクは、どのような会社・働き方を目指していきたいと考えていますか。
私が目指しているのは、大企業のような大型クルーズ船ではなく、波の上を爆走するジェットスキーのような会社です。
大型クルーズ船は、波に揺られることもなく安全です。決められた航路を進むため、安心感はありますが、スピード感はあまりありません。
一方、ジェットスキーは、エンジンの振動、つまり経営者の熱量がダイレクトに体へ伝わります。水しぶきを浴びる激しさはありますが、自分の手でアクセルを握り、舵を取り、圧倒的なスピードで市場を駆け抜けることができます。
今は、波が高いだけではなく、海そのものの物質が油に変わるような、これまでの常識が通用しない時代に入ってきたと感じています。
だからこそ、変化に素早く対応し、意思決定をスピーディーに行える会社が生き残ると考えています。
私たちは大企業のように大きく市場を取りに行く会社ではありません。しかし、大手企業が入り込めないニッチな分野には、まだまだ多くの可能性があります。
零細企業だからこそ持っている機動力を最大限に活かし、お客様が本当に必要としている”スキマ”を埋める存在であり続けたい。それが、これから私たちが目指していく会社の姿であり働き方です。

Q. 大手メーカーでの勤務を経験された寺澤さんだからこそ感じる、ニチフクとの働く環境や成長機会の違いを教えてください。
私自身、一番違うと感じるのは、「役割との向き合い方」です。
大手企業にも素晴らしいところはたくさんあります。組織や仕組みが整っていて、それぞれの役割が明確です。一つの分野を深く極めながら、専門性を高めていける環境があります。
ニチフクでは、一人ひとりが担う役割の幅が広く、自分で仕事をつくっていく場面が数多くあります。
また、経営層との距離が近いこともニチフクならではの魅力です。社員が役員へ直接相談し、その場でフィードバックをもらえることも少なくありません。経営者の考えや熱量を身近に感じながら、自分のアイデアを形にできるスピード感があります。
どちらが良い・悪いという話ではありません。それぞれに魅力があります。ただ、「決められた役割をこなす」だけではなく、自分で役割をつくりながら会社と一緒に成長していきたい方にとっては、ニチフクは非常に面白い環境だと思います。

Q. 少人数だからこそ感じる、ニチフクならではの社風や職場の雰囲気を教えてください。
一番の魅力は、人との距離が近いことですね。
現場には、何十年も珪砂づくりに携わってきたベテラン社員もいれば、社歴の浅い社員もいます。年齢や社歴に関係なく話しやすく、分からないことがあれば気軽に相談できます。
職人の世界というと、「技術は見て盗め」というイメージを持たれるかもしれません。しかし、ニチフクにはそのような雰囲気はありません。分からないことがあれば、ベテラン社員が丁寧に教えてくれます。
また、設備にトラブルが起きると、誰かの指示を待つのではなく、「この人がここを見ているなら、自分はこちらをやろう」と、それぞれが自然に役割を考えて動き始めます。
誰がリーダーというわけではありません。それぞれがお互いを理解し、助け合いながら仕事を進めていく。そんなチームワークの良さも、ニチフクならではの魅力だと感じています。
Q. 少人数企業だからこそ、大変だと感じることは何ですか。
少人数企業で一番大変なのは、「答えが用意されていないこと」だと思います。
大手企業であれば、専門部署や専門家に相談できる場面もありますが、ニチフクではまず自分たちで考えることが基本です。目の前で起きた問題に対して情報を集め、勉強し、周囲と相談しながら解決していかなければなりません。
製造現場も同じです。珪砂は自然のものなので、「今日は砂の色が少し違う」「いつもと感触が違う」といった変化が日々起こります。作業手順書だけでは表現できない部分も多く、まさに生き物を相手にしているような感覚ですね。
だからこそ、経験豊富な社員の知識や感覚がとても大切になりますし、その技術を次の世代へどう受け継いでいくかも、これからの課題だと考えています。
難しさはありますが、自分で考え、周囲と協力しながら答えを導き出していく。その積み重ねが、自分自身の成長にもつながっていると感じています。
Q. 入社後はどのような研修や教育体制がありますか。
入社後は、基本的にOJTで仕事を覚えていきます。
製造職であれば、2週間ごとに工程をローテーションしながら、一つひとつの工程を経験していきます。営業職も、まずは1〜2週間ほど製造現場で研修を行い、珪砂がどのようにつくられているのかを学んでから営業活動をスタートします。
メーカーと商社、両方の事業を持つ会社だからこそ、「自分の担当業務だけ知っていればいい」という考え方ではありません。まずは現場を知り、製品を知り、お客様へ価値を届ける。その土台をつくることを大切にしています。
Q. ニチフクで活躍している方には、どのような共通点がありますか。
共通しているのは、「まず行動してみる人」ですね。
もちろん、何も考えずに行動するという意味ではありません。自分で考えながらも、まずはやってみる。その積み重ねが、新しい発見や改善につながっています。
仕事柄、砂まみれになったり、設備をメンテナンスすれば油まみれになったりすることもあります。営業でも、お客様から厳しいご意見をいただくことやクレーム対応をする場面があります。
そうした環境を「大変だ」と捉えるのではなく、その中に面白さを見つけられる人は、この会社に向いていると思います。
また、あまり真面目になり過ぎないことも大切です。私の祖父(前会長)がよく「明日には明日の風が吹く」と言っていましたが、気持ちを切り替えながら前向きに取り組める人の方が、長く活躍できると感じています。
Q. 「ニチフクで働く面白さ」を一言で表現するとしたら、どのような言葉になりますか。
中村さん:一言で表すと、「挑戦」です。
前職でも製造の仕事をしていましたが、標準書や作業手順書が整備されていて、その通りに進めれば品質を維持できる環境でした。
一方、ニチフクでは相手が自然の砂です。同じ品質を目指していても、その日の砂の状態によって調整の仕方が変わります。毎日が同じではないからこそ、自分で考え、試行錯誤しながら仕事を進める面白さがあります。
また、今はベテラン社員の経験や感覚に頼っている部分もあります。その技術を次の世代へつなげるために、少しでも分かりやすく、管理しやすい仕組みをつくることが、自分自身の挑戦でもあります。
寺澤さん:
私は「クリリン」ですね(笑)。
ニチフクは、悟空やベジータのような主人公ではありません。その隣で、主人公を支えて作品の魅力を引き出すサブキャラのような存在だと思っています。
派手さはありません。でも、いなくなると困る。そんな会社でありたいですし、そこで働く一人ひとりも同じです。
そして、会社としても「働け、働け」という考え方ではありません。しっかり学び、しっかり働き、しっかり休む。メリハリを大切にしながら、長く働ける環境をつくっています。
設備トラブルが起きれば、誰かが指示を出す前に自然と人が集まり、それぞれが自分の役割を理解して動きます。誰か一人が主人公ではなく、一人ひとりが支え合うことで会社が成り立っています。
派手な仕事ではないかもしれません。しかし、社会にとっても、お客様にとっても、「なくてはならない存在」であり続ける。その価値に共感できる方と、ぜひ一緒に働きたいですね。

Q. 2026年5月にニチフクへ入社された中村さん。転職活動ではさまざまな企業を見られたと思いますが、その中でニチフクを初めて知った時は、どのような印象を持ちましたか。
転職活動では、大手企業から中小企業まで、さまざまな会社を見てきました。その中でも、ニチフクは従業員数が群を抜いて少なく、最初は驚きました。
それでも、80年以上続く歴史があり、事業基盤もしっかりしている会社だと知り、「どんな会社なんだろう」と興味を持ちました。
また、当時は「珪砂(けいしゃ)」という言葉も初めて聞きましたし、どんな事業をしている会社なのかも全く知りませんでした。
会社の規模や知名度だけでは分からない魅力がありそうだと感じ、「実際に話を聞いてみたい」と思ったのが、最初の印象でした。
Q. 大手企業も含め、さまざまな企業を見られた中で、会社選びではどのようなことを大切にしていましたか。
私は、「大手だから」「知名度があるから」という理由だけで会社を選びたいとは思っていませんでした。
もちろん、大手企業にも中小企業にも、それぞれの良さがあります。だからこそ、会社の規模だけで判断するのではなく、自分の目で見て、実際に働く人の話を聞き、職場の雰囲気や仕事の中身を自分自身で感じた上で判断したいと考えています。
実際に転職活動では、大手メーカーの選考も受けていました。しかし、会社の名前ではなく、「どんな人と働くのか」「どんな仕事ができるのか」という視点で見ていくうちに、自分に合う会社を選びたいという思いがより強くなっていきました。
Q. 実際に面接を受けてみて、印象に残っていることはありますか。
一番印象に残っているのは、面接の雰囲気です。
他社の面接では、「質問に答える」という形式が多く、終わった後は「疲れたな」という感覚になることがほとんどでした。
一方、ニチフクの面接は、採用担当がとても話し上手で、聞き上手だったことが印象的でした。自然な会話の中で、自分でも気付いていなかった考えや価値観を引き出してもらえた感覚がありました。
だからこそ、面接が終わった後も「疲れた」というより、「面白かった」という気持ちの方が強かったですね。
転職活動の中でも、あのような面接は初めてだったので、今でも強く印象に残っています。
Q. 数ある企業の中から、ニチフクへの入社を決めた理由を教えてください。
入社を決めた一番の理由は、人と会社の誠実さに惹かれたからです。
面接では、会社の良いところだけではなく、鉱山から採取する原料メーカーとして、自然のものは有限であることや、80年以上稼働している工場の現状など、会社が抱える課題についても包み隠さず話してくださいました。
「良いところも、悪いところも知った上で判断してください」という姿勢から、本音で向き合ってくれる会社なんだと感じ、信頼することができました。
また、過去にワンマンな経営体制の会社に勤めたこともあり、少人数企業ならではの難しさを経験してきました。しかし、ニチフクでは部長や専務と話をする中で、役職に関係なく皆さんが同じ方向を向き、楽しそうに仕事をしている姿がとても印象的でした。
社員の皆さんの表情を見ていても、「この会社なら自分に合っている」と自然に感じましたし、若い世代へ技術や会社をつないでいこうという考え方にも共感しました。
この人たちと一緒に働き、自分も会社の力になりたい。そう思えたことが、ニチフクへの入社を決めた理由です。
Q. 実際に働いてみて、入社前とのギャップはありましたか。
大きなギャップはありませんでした。面接で感じた通り、分からないことは相談しやすく、先輩方も丁寧に教えてくださる環境です。
一方で、仕事は想像以上に奥が深いと感じています。同じ品質の珪砂をつくる仕事ですが、相手は自然の砂なので、毎日状態が少しずつ違います。マニュアル通りにはいかない場面も多く、先輩方が経験や感覚をもとに判断している姿を見て、改めて難しさを感じています。
現在は現場研修中ですが、一日でも早く仕事を覚え、少しでも力になれるよう頑張りたいと思っています。

Q. 今後、ニチフクをどのような会社にしていきたいと考えていますか。これからも大切にしていきたいことを教えてください。
今後はAIがさらに普及し、生き残る仕事とそうでない仕事の差が、今以上に大きくなっていくと思います。
だからこそ、私たちが大切にしたいのは、人にしかできない価値です。
AIはデータをもとに合理的な判断をすることは得意ですが、お客様との信頼関係や、その場の空気を読み取ること、数字では表せない感情や直感までは再現できません。
ニチフクは、そうした人と人との「つながり」を大切にする会社であり続けたいと考えています。
合理性だけを追い求めるのではなく、お客様一人ひとりの困りごとに寄り添い、「こうした方がいいのではないか」と考えられるのは、人だからこそできることです。
時代が変わっても、人にしか生み出せない価値を大切にしながら、お客様から選ばれ続ける会社でありたいと思っています。
Q. ニチフクでは、どのような方と一緒に働きたいと考えていますか。
私たちは、「今の社長についてきてくれる人」を採用したいとは考えていません。
大切なのは、これから30年以上先も、一緒に会社をつくっていける人かどうかです。そのためには、私自身も「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえる存在でなければならないと思っています。
だから面接も、一方的に見極める場にはしたくありません。私自身、「面接では、候補者の方に一度は笑って帰ってもらいたい」と思っています。
堅苦しく質問を繰り返すのではなく、できるだけ普段の会話に近い雰囲気の中で、お互いの人柄や価値観を知る時間にしたいんです。
面接は会社が人を選ぶ場ではありますが、同時に、候補者の方が会社を選ぶ場でもあります。だからこそ、お互いが自然体で話をして、「この人たちとなら30年以上、一緒に働いていけそうだ」と思える関係を築きたいと考えています。

Q. ニチフクよりも大きな企業から転職される場合、最初に乗り越えるべきギャップは何だと思いますか。
一番大きな違いは、「専門家」から「何でも屋」になることだと思います。
大手企業では役割が細かく分かれていますが、ニチフクでは一人ひとりが幅広い役割を担います。また、決裁のスピードも大きく違います。
以前勤めていた会社では、新しいことを始めようと思っても決裁まで数カ月かかることがありました。一方でニチフクでは、「やってみよう」と決まれば、すぐに動き出せます。
そのスピード感に最初は驚くかもしれませんが、自分のアイデアがすぐ形になる面白さは、大手企業ではなかなか味わえない魅力だと思います。
失敗したとしても、それは失敗ではなく経験です。その経験や、人とのつながりは、必ず将来の財産になると考えています。
Q. ニチフクへ飛び込むことに、不安を感じる方もいると思います。その一方で、ニチフクの環境を楽しめるのは、どのような方だと思いますか。
不安な点を挙げるとすれば、自然の産物を扱う会社だからこそ、生産量や品質に左右されることだと思います。その点は面接でも包み隠さずお話しし、良いところだけではなく、課題をお伝えできればと考えています。
その一方で、ニチフクの環境を楽しめるのは、人からアドバイスを受けながら、自分なりに工夫し、成長することを楽しめる方だと思います。
私自身、スイミングやハンドボール、アルペンスキーを経験してきましたが、人に教わり、自分で工夫し、仲間やライバルと切磋琢磨することで結果が変わることに面白さを感じてきました。仕事も同じで、自分の変化が成果につながることを楽しめる方には、とても合う環境だと思います。
反対に、一人で完結したい方や、人と対立することを好むような方には、あまり向いていないかもしれません。ニチフクは、一人ひとりが協力しながら会社をつくっていく文化を大切にしています。
Q. 最後に、応募を検討されている方へメッセージをお願いします。
「まずは一回、ご飯を食べに行きませんか?」
私はそのくらいの気持ちでお会いしたいと思っています(笑)。
応募するかどうかを決める前に、まずは気軽に話をしてみませんか、ということです。
私は10年以上採用に携わってきましたが、転職は会社が人を選ぶだけではなく、お互いを知った上で、「この会社なら」「この人たちとなら」と思えることが大切だと考えています。
だからこそ、面接でも良いことだけではなく、会社の課題や不安に感じることも包み隠さずお伝えします。
応募を前提にしなくても構いません。珪砂という業界に興味がある、どんな会社なのか少し話を聞いてみたい、そのくらいの気持ちでも大歓迎です。
実際に会って話をしてみないと分からないことはたくさんあります。まずは気軽にお話ししながら、お互いを知るところから始められたら嬉しいですね。
-みらいキャリア編集者より-
今回のインタビューでは、ユーモアを交えながら軽快にお話しくださる寺澤さんと、ご自身の経験を一つひとつ丁寧に語ってくださる中村さんのお二人にお話を伺いました。
「珪砂(けいしゃ)」という言葉を初めて知った方も多いかもしれません。しかし、ガラスの原料として私たちの暮らしを支え、ニッチな分野だからこそ高い専門性と価値を持つ仕事であることを、今回の取材を通じて知ることができました。
会社の魅力だけでなく、課題も包み隠さず伝える誠実さや、「まずは話してみよう」という温かい姿勢も、ニチフクならではの魅力です。
ガラスの原料というニッチな分野で、80年以上選ばれ続ける理由は、技術だけではありませんでした。人とのつながりを大切にし、変化を恐れず挑戦し続ける姿勢こそが、ニチフクの最大の魅力だと感じたインタビューでした。
| 企業名 | 株式会社ニチフク |
|---|---|
| 設立 | 1946年12月 |
| 所在地 | 〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2-6-11 LUXESビル6階 |
| 従業員数 | 16名(2026年06月時点) |
| 代表者名 | 代表取締役社長 寺澤 誠太郎 |
| 事業内容 | ■製造部門 板ガラス原料用の珪砂製造をメインに、タイル及び耐火用粘土、建材用骨材、鋳物砂やゴルフ用バンカー砂などの製造販売 ■商事部門 人造珪石や天然珪砂、輸入珪砂、ドロマイト等の原材料関係、ショットブラスト機やホイストクレーン等の機械関係、ガラス加工品や繊維材料等、多岐にわたる商材を販売 |
| 公式サイト | https://nichifuku.jp/ |
Googleレビューの評価・クチコミをご紹介