転職活動中の方で、現在のキャリアに至るまでにはさまざまな経緯や理由があると思います。
しかし、キャリアの中で「離職期間(ブランク)」がある方は、その期間に対して不安に覚えている方もいらっしゃると思います。また、雇用する側の企業側にとっても、その期間がなぜあったのかが気になるところ。
今回は面接で聞かれる「なぜ離職期間が長くなったのか?」「離職期間(ブランク)は何をしていましたか?」の転職活動対策法を紹介します。
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転職エージェントだから知っている!面接攻略術【東海地方にある企業の中途採用面接はどんな感じ?】
目次
離職期間(ブランク)が長くなってくると必ず面接で聞かれるNo.1ワード
企業によって欲しい人材のターゲットはそれぞれですが、中途採用では基本的に「即戦力」を欲している会社が大半です。※未経験、第二新卒を除く
企業が即戦力を求める中で、仮に企業が求める業務経験があったとしても、離職期間がある程度の長さがあった場合は、当然その内容に焦点があたり、企業側の採用担当者としても、その理由を確認してくるのが一般的です。
「離職期間(ブランク)は何をしていましたか?」
離職期間(ブランク)をマイナス評価にさせないのが大事
「就業意欲が低いのか」「魅力的な人材ではないのか」「短期就業にならないだろうか」「ブランクによる仕事へのスキルは問題ないか」を採用担当者は考えます。
だからこそ実際にブランク期間で行っていたことを正直に伝え、その期間で自身に何がプラスされたのかを話すことが大切です。
それでは、採用担当者が感じるこのような不安をどのように払拭していけばよいのか、具体的な例を用いて紹介していきます。
資格取得・スキルアップのための留学による離職期間(ブランク)
キャリアチェンジのための資格取得やさらなるスキルアップのための留学の場合は、マイナスな印象になることはないので丁寧に伝えましょう。 面接時の志望動機にもつながることがあるので、事前に志望動機と絡められるように考えておくのもよいです。
しかし、ただ資格取得や留学をしていた、というだけの回答では面接官の不安を全て拭うことはできません。 なぜ、資格を取得しようと思ったのか・なぜ留学しようと思ったのか、それをするために日々学んできたこと、そして結果その企業にどんな貢献ができるのかを伝えましょう。
そうすることで、あなたがその企業で働くイメージもつかみやすいですし、どんなスキルが活かすことができるのかを共に考えることができます。
けがや病気のための離職期間(ブランク)
けがや病気は、外部要因が大きく面接官もすべてをマイナスにとらえることはありません。
しかし、ただけがや病気をしてしまった、というだけではなく、療養期間でも仕事への意欲を保つためにどのような努力をしてきたか、その業界の情報を日々収集し学んできたかということを説明すると良いでしょう。
また、そのけがや病気が現在は完治済みで仕事に支障がない場合は、そのことも伝えましょう。 もしくはまだ通院や検査が必要な場合も正直にそのことを話し、業務上には影響が出ないことや影響が出る場合は、どのようにリカバリーをしていくかを前向きな言葉で伝えましょう。
長期的な活躍と安定就業の観点から、ここは正直伝えて行くことが必要です。企業側、候補者側の双方が納得いく就業となり、長期の活躍と安定した就業のためにもここはしっかり確認していきましょう。
介護や育児のための離職期間(ブランク)
家族の介護や育児を伴うブランクについては、現在は仕事に支障がないことを伝えることが大切です。介護施設を利用することとなった、子どもが大きくなり手がかからなくなったなど、現在の状況を丁寧に説明することで企業側の不安は払拭できると思います。、
どんなブランクでも同じですが、その間に自身が成長するためにどんなことをしてきたか?キャリア復帰するに当たりなにを準備してきたか?という点を交えると、企業側も離職期間に不安を覚えることなく、貴方の採用に対して不安を取り払うことが出来るでしょう。
その他の理由で離職期間(ブランク)ができてしまった場合
働いている中で少しゆっくりとした時間が欲しかった。なかなか転職活動がうまくいかず離職する期間が長引いてしまったという人もいるでしょう。
例えばゆっくりとした時間が欲しく離職していた場合は、どうしてその時間が必要だったか、前職や環境のことを愚痴にならないように伝えつつ必要性を伝えていきましょう。自身の中でこの時間が次のステップに進むために必要な時間であることを真摯に伝えることが大切です。
また転職活動がうまくいっていない場合については、「慎重に転職を進めていた」「転職活動に集中するため」と伝えていきましょう。
離職期間が長いほど、職場復帰へのキャッチアップに時間がかかると考える企業が大半でしょう。入社後の早期活躍をイメージし、離職期間中の過ごし方、次のキャリアへの準備など、より具体的な説明をすることが求められてきます。
まとめ 離職期間(ブランク)を自ら受け入れること、今後のキャリアへの想いを伝えることが重要
人によってブランクの理由はさまざまです。
しかしどんな理由であれ、その過去がなかったことには出来ません。やむを得ず離職した事実を、しっかりとご自身で受け入れること、そして大切なのは、今後のキャリアをどうしていきたいのか? そのために、今なにを努力しているのか?そして、応募先企業でどんな貢献が可能なのか、それらを貴方自身の考えと想いとして企業へ伝えることで、面接の結果も変わってくると思います。
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