「転職回数が多いと不利になる」「転職回数が多い人は採用担当者に好まれない」ということを耳にしたことはないでしょうか?これはある意味事実であり、転職回数が多い人よりも、少ない人の方が好まれるのは一般的です。
なぜなら、企業の基本的な考えでは「長期安定」して働いて頂ける方が望ましいと考えるのが自然であり、過去の経歴で転職を繰り返している事実があれば、採用が後ろ向きな判断になるのは否めません。
もちろん、キャリアの年次によっても転職回数が変わってきます。もし転職回数が多いと感じる方は今からお話する重要なポイントをおさえて転職活動を進める必要があります。
この記事を参考にし、ぜひともよりよい転職成功へと導いていきましょう。
目次
転職回数は何回目から気になってくる?
リクナビネクストの調査によると、転職回数は3回目から気になってしまうという採用担当者が多く、全体の40%を占めます。
しかし、転職回数は気にならないという採用担当者は全体の15%もいるそうです。
参考:https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/5883/
ちなみに世の中には様々な仕事内容や職種がありますが、転職回数の多さがハンデになりづらい職業があります。例えば、医師や弁護士、会計士、税理士、看護師などのいわゆる【士業】と呼ばれる職業もその1つです。また、労働者というくくりではありませんが、経営者もその類でしょう。
いわば、転職回数がハンデにならないのは、ごく一部の職務に従事している方のみとも言えます。
転職回数が多くても、プラスに伝えていくことが大切
転職回数が気にならないという採用担当者がいることは事実です。しかしやはり多くの採用担当者は転職回数をマイナスな面で捉えてしまうでしょう。
だからこそ、どうしてその回数なのか、その回数によってどんなことを感じたのか、自身はどのように成長することができたのかなど、プラスの面で伝えていくことを心がけます。
また、転職回数が多いということは、その分だけたくさんの会社を経験していること。つまり、様々な会社の職務を通じて、なにを経験し学んできたのか?単純に回数の多さや理由に焦点にあてるのではなく、その分だけ学び経験してきたことをプラスとして捉えて面接時にお話することが望ましいでしょう。
なぜその転職回数なのか
どうして転職回数が重なってしまったのかを、明確な理由と共に伝えるのが重要です。
・スキルアップのため
・会社都合
・環境改善
・入社時との条件ギャップ
・家庭の事情 など
社数を隠す必要はありませんし、嘘をつく必要もありません。ただし、理由によっては他責のような伝え方はせず、自分のその時の心理や状況などを客観視しながら、転職回数は重ねてしまったけれど、それによって何を得ることができたのか伝えましょう。
どう成長したのか
また、転職回数を重ねるということは、あらゆる業界や職種での経験や知見を得られるメリットもあります。転職理由での反省点や活かしていったことも含め、自身のスキル・キャリアアップを図ることができた要因も伝えていきましょう。
面接時では他にも以下のことを伝えていくとプラスになります。
・前向きさが感じられるか
・意欲的であるか
・他責な考えではないか・キャリアの一貫性があるか
⇒一貫性がない場合でも、明確な理由を伝え、このキャリアで経験を積んでいきたい旨を伝える
・転職回数は多いが、在籍期間は長いこと
・最後のキャリアとして腰を据えていきたい気持ち
転職回数が多い人の職務経歴書の書き方
とはいえ、書類が通過しなければ、伝えられるものも伝えられないのが現実です。
面接の前に採用担当者が一番確認するのは職務経歴書になります。
長々とこれまでのキャリアを並べる必要はありません。希望企業の業種や職種に合わせて、自身がこれまで経験してきたどのスキルが活かせるかが分かりやすいようにまとめていきましょう。
例えは、会社毎に経歴を記載するのではなく、経験業種ごとや経験職種ごとにわけて内容を伝えることも有効的です。
ぜひ、職務経歴書を作成する前に、自身のキャリアを書き出して整理をしてみましょう!
参考:https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/5897/
転職回数〇回!転職成功した人の事例を紹介
それでは実際に当社から転職活動成功した方々の年齢と社数を事例として紹介します。
20代後半、転職回数5回!
地元愛知の高校を卒業後、モノづくり業界をメインにキャリアを積み重ねてきたAさん。
当社でのご面談時点で既に5社での就業経験があり、自身も転職を重ねてしまったことを反省している様子でした。
転職を繰り返してきた理由としては、環境改善(通勤時間や残業時間の多さ)やスキルのレベルアップなど、しかし次の転職を最後としたいという気持ちがありました。
面接時にはこれまでの転職理由とこれからは腰を据えて働いていきたいという強い気持ちを伝えることに。そしてその言葉を聞いた採用担当者もAさんの意思を受け取り、またこれまでモノづくりをされてきた経験が活かせることもあり、無事ご縁がつながることになりました。
▼転職ストーリー
50代前半、転職回数7回!
中学卒業後、製造業界に入ったBさん。食品メーカーでの製造職など多種多様な業界と職種を経て、最後は物流業界で配送や出荷管理に長年従事されてきました。
若手の頃に多くのご経験をされ、自身にあった働き方を見つけたBさんは、物流業界でのキャリアを伸ばしていくことに決めたそうです。
労働環境改善のために転職活動をスタートさせることになり、無事C社とのご縁が実りました。
地元愛知で自動車部品を中心に事業展開しているC社の特徴は現場を最も重視していること。
多くの中途採用者のほぼ全員が、現場目線を大切に働いているとのこと。
実際に現場でのご経験を積んできたBさんとの相性はばっちり。これまでのご経験や転職理由も面接時に明確に伝え、今後のキャリア面での気持ちがご評価された事例でした。
▼転職ストーリー
まとめ
転職活動中、やはり自身の社数が重なってしまうと不安になってしまいます。
実際に採用担当者も、あなたの職務経歴書では転職回数を最も気にしていると言っても過言ではありません。しかし、「なぜ転職をしたのか」を伝えることができれば、採用担当者も安心することができます。
また年齢を重ねれば転職回数が多くなってしまうのも仕方のないことです。若い方はこれからしっかりとスキルを磨いていきたいこと、またミドル層の方であればこれまで培ってきたスキルを活かしていきたいなど、ご自身の状況やタイミングで使い分けていきましょう。
コンサルティング業界出身のコンサルタントが自ら「コンサル業界のリアル」を多く発信しているので、転職に役立つ情報も満載です。
みらいキャリアは、愛知・名古屋を中心とした東海エリア×製造業に特化した人材紹介会社です。地元の大手から中堅・小企業と多くのメーカーとお取引の実績があります。実際の現場の採用担当者の声を聞いた転職エージェントが、直接あなたの転職活動をサポートします。
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