転職活動をしている人の中で、「この企業のクチコミ評判が悪いので応募はしない。」「ネガティブなクチコミが多いので興味はあるがやめておく」など、クチコミの情報をもとに判断しているという声をよく聞きます。
今回は、そんな企業ネガティブクチコミについて、人材紹介会社・転職エージェントからの見解も含めて紹介していきます。
目次
ネガティブクチコミはなぜ多い?
不特定多数のクチコミ・評判は、一般論としてどうしてもネガティブなものが多くなってしまいます。
会社への退職理由は人それぞれです。給与面の不安、企業の将来性、労働環境の改善など。
もちろんポジティブな退職理由の方もいらっしゃいますが、わざわざ「スキルアップのための退職」「結婚による寿退社」などをクチコミとして書き込む必要はあるでしょうか?
クチコミや評判をネット上で書く方は「ネガティブ」な感情から行動する人が多いため、どうしてもネガティブなクチコミが多くなってしまう、という実態が推察出来ます。
企業ネガティブクチコミは信用できるのか
それでは、企業ネガティブクチコミは果たして信用できるのでしょうか。
結論としては、あくまで企業の評判やクチコミは「参考情報」として受け取りましょう。
その企業で勤めてきた実際の社員の生の声。もちろん事実の面もあれば、個人の受け取り方、他責になってしまった部分もあります。並べられている文章の中には、誇張されてしまった表現もあるかもしれません。
そのため、あくまでネガティブなクチコミもポジティブなクチコミも、参考として受け取るのが正しい判断になるでしょう。
最新の情報かどうか確かめる
企業の評判やクチコミは古い情報がそのまま掲載されていることが多いです。お休みが少ない、残業が多い、環境が悪いなど、もしかしたら数年経って変化していることも。
情報の日付が掲載されている場合はその日付もチェックすることが大事です。中には日付が記載されていない場合もあるため、その時は特に注意をして中身の確認をしましょう。
数年前はネガティブな労務面があっても、企業努力によって改善されている場合もあるため、最新の情報を得ていくことが大切です。
では、最新の情報はどのように得ていけば良いのでしょうか。
①企業の公式情報を確認する
企業のHPのお知らせ欄、SNS(Twitter、Facebook、Instagramなど)からの情報を収集することによって、よりその企業の最新の情報や環境を知ることができます。
企業の評判やクチコミからの情報を確認すると共に、その企業の取り組みにも注目してみましょう。
②製品・サービス利用ユーザーの声を聞く
その企業の製品やサービスを利用したことのあるユーザーのリアルな声を探してみましょう。
インターネットが普及し、多くのユーザーの声を聞ける昨今、それを利用しない訳にはいきません。SNSでその製品や企業名を検索し、実際の声を聞くのも一つの参考になることでしょう。
③転職エージェントを利用してみる
その企業の求人を保有している人材紹介会社にエントリーし、担当の転職エージェントに不安な点を質問することも良いでしょう。
転職エージェントはその企業の採用担当者と実際に連絡を取り合ったり、中には企業訪問を行ってその会社の環境を知っている担当者もいます。
労務面、環境面、残業や転勤の有無、応募をする前に知りたい内部事情も転職エージェントを介せば不安を解消することができます。
④不安な部分は面接で確認しよう
応募前に不安に思い、応募をためらってしまう方もいますが、まずは実際に企業の声や現場の環境を自分自身で「見て」「聞いて」「感じる」のが大切です。
求人に興味はあるけどクチコミが気になる…、という方は、まずは面接の場で不安な部分を質問してみましょう。また会社・工場見学ができる場合は積極的に参加をすることも大切です。
クチコミはあくまで自分以外の誰かが感じたことであり、自分自身には当てはまらないことも。
不安なところは面接の場で実際に解消をしていくことをおすすめします。
ネガティブクチコミ!? 確認してみよう
それでは実際のネガティブクチコミを参考にして、考えてみましょう。
- ・労働環境が悪い。
⇒人との関係性?会社内の衛生面?上司からのパワハラ?
人によって受け取り方、またそれが起きた要因とは何でしょうか。
自分の場合だと環境は変わってくるかもしれません。例えば残業10時間と言っても人によっては多いと思ったり少ないと思ったりすることもありますので、一概にすべてを信じることにはなりません。 -
・入社前と契約内容が違う、ギャップがある
⇒詳しい事情は分かりませんが、入社前に転職活動者と採用担当者のコミュニケーション不足が発生していた場合もあります。実際に内定をもらった時には、注意して確認を進めることが大事です。これはどの企業への入社時でも同じことが言えるでしょう。 -
・賞与が少ない
⇒賞与(ボーナス)というのは景況感、企業の売上によって変わってきてしまうものもあります。また、入社したばかりの初ボーナスというのは、在籍期間によってどうしても少なくなってしまう場合もあります。面接時や入社前に、担当者に最近の賞与の詳細を質問しておくのも良いでしょう。
まとめ~企業ネガティブクチコミは参考程度に~
企業の評判やネガティブクチコミは、あくまで参考として受け取りましょう。
特に企業情報に関するクチコミというのはどうしても、ネガティブ意見が集まってしまう場になりやすい傾向があります。第三者からの意見としてを参考情報ととして、企業の情報を収集することは必要ですが、もっとも重要なのは実際に自分自身の目で確認することが一番大切です。
あらゆる情報サイトや公式の情報を集め、最新の情報を取得する。そして、あなたの自信の目で見て、感じることで、あなたの判断基準を養っていきましょう。
あなたの人生・キャリアを決める際に「クチコミ」で決めるのではなく、あなた自信で「決める」判断材料を多くもってほしいと感じます。
企業の本来の姿を見つけるために、徹底的に情報を集めたり、実際のその企業を知っているエージェントに相談をしてみるのも1つの手段として有効でしょう。
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