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「福利厚生」の真実?転職で気になる福利厚生の種類と内容を解説

みらいキャリア編集者

「福利厚生」の真実?転職で気になる福利厚生の種類と内容を解説

そもそも福利厚生とは?

福利厚生とは、雇用主(企業)が労働者(従業員)に対して「給与や賞与以外の」報酬のことを指します。
福利厚生制度の目的は、労働者とその家族の生活環境の安定と向上、また働きやすい職場にすることで労働者の力を最大限発揮してもらい成長を支援するためのものです。
一人ひとりの多様な働き方を可能にする働き方改革やコロナ禍他、時代の変化に合わせてワークライフバランスなどを重要視する労働者が増えてきています。
福利厚生を導入・整備することは、企業としての社会的信頼を得られることに加え、従業員の満足度を向上させること、また必要な人材の確保・定着に役立つ制度になります。

実は福利厚生には2種類あります

実は、福利厚生には「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2種類があります。
それでは、それぞれの内容を紹介していきます。

法定福利厚生とは

法定福利厚生とは、法律で定められている福利厚生のことを指します。
企業の募集要項や求人内容でも必ず目にすることのある、企業による社会保険料の負担が、代表的な法定福利厚生となります。
健康保険
 業務外で病気やケガなどを要因とした休業・出産・死亡といった事態に備える公的な医療保険制度です。
厚生年金保険
 会社員や公務員などが加入する公的年金制度にかかる保険制度です。
雇用保険
 労働者が失業した場合などに必要な給付を行い、労働者の生活・雇用の安定・再就職の援助を行うこと等を目的と
 した、総合的な機能をもった保険制度のことです。
労災保険
 業務上・通勤による労働者の負傷・疾病・障害又は死亡に対して、労働者又はその遺族のために、保険給付を行う
 制度のことです。

法定福利厚生に分類される制度は、企業が必要の一部または全額を負担することとなっています。
その他には、介護保険、児童手当、児童手当拠出金などが挙げられます。

法定外福利厚生とは

法定外福利厚生とは、法律で義務化されたものではなく、企業が任意で導入する制度のことを指します。法定外福利厚生の種類は多く、各企業が自由に設定することが可能です。以下の福利厚生が一般的な内容になります。但し、全ての企業が導入しているわけではありません、言葉としてよく目にする福利厚生として覚えておきましょう。

住宅手当
 労働者の住宅(家賃やローン)に関連する補助を支給する制度です。
通勤手当
 労働者の通勤にかかる費用を支給する制度です。通勤方法によってそれぞれ異なってきます。
慶弔見舞金手当
 労働者やそのご家族の祝い事・不幸に対してかかる費用に対して支給する手当制度です。
資格手当
 業務で活用できる資格を取得している、または新たに取得した労働者に対して、手当を支給する制度です。
退職金制度
 定年退職を迎えた労働者、または企業が定めた規定の年数を超えて業務に従事した労働者に対して、退職時に
 支払われる制度のことです。
在宅制度
 オフィスへの出社が必要がなく、自宅での勤務を可能とした制度です。テレワークやリモートワークという言葉
 で、よく目にします。
産休・育児休暇
 産休(産前休業・産後休業)とは、出産予定日の6週間前と産後8週間に取得できる制度のことです。また、育休
 (育児休業)とは、1年間の育児休業を取得できる制度のことです。職場復帰が難しい場合には、最大で2年まで延
 長できます。

健康診断受診手当
 企業は、労働者の健康確保のために、健康診断を1年に1回のペースで実施する義務があります。その健康診断を受
 診する際の費用を一部または全額、費用を負担する手当のことです。
扶養・家族手当
 配偶者や子どものいる社員に対して支給される手当のことです。家族手当は一般的に扶養の有無に関わらず支給さ
 れますが、扶養手当の場合は扶養している事実が必要となります。扶養とは、親族から経済的援助を受けることを
 指し、扶養を受けている被扶養者の収入が定められた金額以下でないと手当を受けられません。

法定外福利厚生は、企業が各社で導入している制度であり、企業ごとにルールとして社内規程を設けている事が一般的です。
そのため、自分が従事している会社がどんな制度を導入しているのか、またどのように利用していけるのかをしっかりと把握していくのが重要でしょう。

パソコンを見ている男女社員

びっくり!こんな福利厚生も!?

優秀な人材や労働者が働きやすい環境を揃えるため、企業は福利厚生で様々な取り組みを行っています。ここでは、あまり見ることのない珍しい福利厚生を紹介していきます。

育自分休暇制度

サイボウズ株式会社では、35歳以下を対象に、転職・留学などで環境を変えて自分を成長するために退職した人が、最長6年以内であれば復職ができる精度を実施しています。
違う会社で成長やスキルアップをし、力を付けた社員の確保もできますし、労働者は改めて会社の良さに気付いて復職することが可能ですね。

勉学休職制度

ヤフー株式会社では、キャリア対策のひとつとして、普段の業務を離れて専門的知識を集中的に習得できる機会・期間をとれる休職制度を設けています。

100回帳制度

株式会社武蔵野では、スキルアップを目的とした勉強会などのイベントに参加すると、オリジナルの100回帳にスタンプが押されます。100個のスタンプが貯まると5万円分の旅行券が支給される制度です。

野菜支給制度

株式会社ゆめみでは、毎月1回社員に産地直送の無農薬野菜を配る制度があります。健康への意識を高めてもらいたいという想いがあり、エンジニアが多い企業ならではの嬉しい制度です。

まかない制度

クックパッド株式会社では、自由に料理をすることのできるキッチンがあります。会社が用意した食材を自由に使用し、まかないを作って食べています。
料理レシピサイトを運営している会社ならではの取り組みですね。

かき氷食べ放題制度

サイブリッジ株式会社では、業務用かき氷機が社内に置かれており、かき氷食べ放題となっています。元はスーパークールビズを実施するにあたり、衣食住の3つの観点から導入された制度だそうです。

花粉症手当

株式会社バンク・オブ・イノベーションでは、診察台、上質ティッシュ、マスク、目薬などを支給してくれます。花粉症の悩みがある方には嬉しい制度です。

バンジージャンプ支援制度

株式会社トライバルメディアハウスでは、刺激的な体験を通して革新的なアイデアを生み出して欲しいという思いから、年に1回バンジージャンプの費用を会社が負担しています。マーケティング支援やソーシャルメディアに関する事業をしているからこその制度ですね。

パソコンを見て驚いている女性

「福利厚生充実」の真実

求人のアピールポイントとして、「福利厚生充実」というワードをよく見かけます。
このような制度は企業によって幅があり、人によってはあまりプラスにならない制度もあるかもしれません。
企業が多種多様な福利厚生制度を導入している大きな利点は、

①採用効果
②定着効果
③従業員の健康維持や向上心の維持など

が挙げられます。

そして、福利厚生制度の大きなデメリットはやはり企業側の会社負担が大きいことです。
しかしながら、企業はいかに会社と共に成長してくれる優秀な人材の採用や定着について考えることが必要であり、安心して長く働いてくれる従業員が増えることを考えています。
そのため、自分にとってはあまりプラスにならない制度もあるかもしれませんが、福利厚生が充実している企業は、社員により寄り添った会社であることの1つの現れでもあります。また会社の業績で得られた利益を給与や賃金以外の方法で還元する企業でもあります。

最後に

今回は、福利厚生について解説させていただきました。
転職の際には企業の求人内容を確認する時に何気なく福利厚生を見ている人も多いかと思います。

今後、改めて企業の福利厚生はどんな取り組みをしているんだろう?という目線で見てみると、より企業理解を深めることもできるかもしれませんね。

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