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50代の転職活動は取捨選択の連続 転職活動ポイントを紹介

みらいキャリア編集者

年代別転職活動ポイント!~50代編~長年社会人として企業へ貢献し、様々な経験を積んできた50代の転職活動とはどのようなものなのでしょうか。
例えば、定年を見据えたキャリアの終盤にさしかかっていることや役職定年による年収の減少、さらには自身や家族にまつわる家庭・生活環境の変化などがあります。
50代の転職は、キャリアだけでなく、その家庭環境の変化による様々な理由で活動をスタートする方が多いのも事実。

しかし、厚生労働省が発表した令和元年の「転職入職者の状況」によると、50代の転職成功率は約5~6%と他の年代と比べると最も低くなっています。
求人数自体も大幅に少なくなり、経験豊富な分、企業から期待される即戦力から採用要件が各段に高くなりがちです。

今回は、そんな50代の転職にスポットをあてた、転職活動ポイントを紹介します。転職のプロと言われる転職エージェントからのメッセージもいただきましたので、ぜひこれからの転職活動の参考にしてください。

▶参考:年齢階級別転職入職率 

50代からの転職相談はこちら

【重要】転職が失敗するポイントを理解する

50代の転職活動で重要なのは《失敗する理由を理解しておくこと》です。高い年齢の方での転職失敗理由は主に2つあります。

失敗理由① 市場価値が把握できていない

長い間スキルやキャリアを磨いてきたからこそ、自分自身が想定している市場価値と実際の市場価値にギャップがある可能性を理解しましょう。

例えば…
・現年収かそれ以上の年収で転職できると思っている
・これまでのスキルやキャリアが次の会社でも評価されると考えている

 

長年の経験を活かした転職活動をしたいという気持ちは重要です。しかし、その経験を企業が求めていなければ、市場価値は低くなってしまいます。
自分自身の市場価値と実際の市場価値の差をしっかりと把握して、どのような面で活躍・貢献できるかを考えましょう。

失敗理由② こだわりを捨てられない

これまでの仕事や経歴に対してのこだわりを持ちすぎると、転職の失敗につながってしまいます。

例えば…
・これまでよりも規模の小さい企業では働けない
・年齢相応の年収やポジションは与えられるもの

 

50代の転職活動は、どの年代よりも難易度が高くなってしまいます。こだわりを持つことも大切ですが、どこかで妥協をすることも必要になってきます。「こだわり」を持つよりも「柔軟性」を持ち合わせていることの方が、企業側からは好印象になりますし、選択肢の幅は広がることでしょう。
50代の男性が転職活動に悩んでいるイメージ

50代の転職成功率を上げる4つのポイントとは

それでは実際に50代の転職成功率を上げるポイントを4つに絞って紹介します。これまでの活動、これからの活動において、ぜひ参考にしてみてください。

【ポイント①】企業が求めているスキルを理解する

50代の人材を求めている企業が、どのようなスキルを求めているかを理解しましょう。自分自身が活かしたいスキルと企業が求めるスキルとの違いを把握するのが重要です。この違いに差が生まれてしまうと、書類や面接の際に大きなギャップが生まれ、お見送りとなってしまいます。
まずは企業が求めているスキルを理解し、その部分に対していかに自分のスキルを落とし込むことができるかを考えましょう。そして、その後に自分が本当に活かしたいスキルで貢献・活躍ができることをアピールすると印象が良く受け取ってもらえます。

【ポイント②】年収が下がることは覚悟する

転職すると、その企業にとっては新人と変わりありません。改めてその企業の風土や働き方を学ぶ必要が出てきます。そのため転職時の年収が下がってしまうことは、活動初期から理解しておくと良いです。どのくらいの年収なら譲歩できるのか、ご家族とも話し合って、納得できるラインを決めましょう。
また、転職直後は年収がダウンしたとしても、「入社後の活躍次第で給与条件がどうなるのか?」を応募や面接時にて、待遇面の内容をしっかりと確認しましょう。

【ポイント③】企業規模は幅広く

特に、これまで大手企業に勤めている方に多いのですが、企業規模が低くなってしまう会社への転職を視野から外してしまうと、可能性が低くなってしまいます。
中小企業やベンチャー企業は、自分自身が与える影響も大きく、これまでの経験を存分に活かせるフィールドでもあります。
「上場企業がいい」「現在と同じ規模の企業がいい」という考えだけでなく《自分自身が転職する理由は何なのか》を改めて見つめなおし、その理由を叶えられる会社であるかを見極めましょう。転職先は以前に勤めてきた大企業や上場企業の「肩書」や「役職」はあまり通用しません。

【ポイント④】正社員以外の可能性も考える

50代の正社員の求人数は、圧倒的に他の年代と比較すると少ないです。そのため、正社員以外の可能性も考えましょう。派遣社員やパートでも、自分自身のスキルや経歴を活かせる場所があるかもしれません。
また、年齢の高い方の転職においては「顧問」や「業務委託」というポジションもあります。会社などから依頼を受けて、専門的な知識や経験から、その企業の業務の補佐や指導をする役職です。
正社員とは雇用形態が違い、企業によって様々なルールが存在するので、契約については細かく確認する必要があります。しかし、正社員とは違った新しい働き方ができるのも魅力の一つです。
50代の男性が仕事をしているイメージ

50代の転職は焦らずにじっくりと

50代の転職は、活動者にとっては最後の転職になる方が多いでしょう。また、企業としてもその人物の経歴やスキル面をじっくりと判断したいです。だからこそ、お互いのギャップを埋めることが大切になってきます。
求人数自体も少ないため、すぐに自分自身にマッチした求人を見つけることも難しくなってきます。
だからこそ、50代からの転職は焦らずに、長い期間での活動になることを理解して、活動していきましょう。

50代転職者へ!キャリアアドバイザーからのメッセージ

定年年齢が上がり、50代で転職をお考えになる方は一昔前と比べれば増加傾向にあるように感じます。役職定年を40~50代とする企業が多くなっているのも、その一因かもしれません。
そうなると、転職をお考えになる理由は「お金」に絡むものが多くなるもので、実際、弊社に相談いただく方からも、その理由を聞くことがあります。

しかしながら、50代を対象とした求人はそこまで多くありません。
「ハイキャリア、即戦力人材」の求人ばかりであればうれしいですが、数は限られています。
そして、特に「過去の年収」にこだわるとぐんと選択肢は狭まり、
競争相手と席を奪い合うことになります。
「勤務地」、「ポジション」などの希望が増えるにつれ、どんどん選択肢がなくなります。
つまり、「こだわり」が多くなればなるほど、転職先の候補が減ります。

 

50代と言えば、30年以上の時間を社会人として過ごされてきたので、
経験されてきた仕事へのプライド、積み上げてこられた実績があると思います。
しかしながら、その対価として得ていた収入は、その当時に在籍されていた企業が求めた結果を出したから。会社や時代が変われば、実績は評価されづらくなります。

「高い給料を払って、本当に活躍してもらえるのか」という採用する側の不安も影響します。
プライドは、「頭が硬い」「柔軟性がない」というレッテルを貼られてしまう可能性もあります。
転職先でも、これまでと同様の評価、対価がすぐに得られるのは難しいかもしれません。

大事なのは経験されてきたことを、どう活かすか。
年齢的にも企業が期待することは、現場に立って結果を出すことではなく、
その経験を後進に引き継いでもらい、組織を強くすること。
転職の成功が何を意味するかは人それぞれかもしれませんが、転職自体を成功された方の多くは、“やりがい”など自身のソフト面を活かすことを優先されているように感じます。

 

どうしても転職しなければならない方は別として「転職しないという選択肢」もあって良いと思います。
転職活動をされる場合、応募先に何をアピールするか、どう伝えるかを一緒に考えるお手伝いができればと考えていますので、お気軽にご相談ください。

最後に

今回は、50代の転職活動者へのポイントをまとめてみました。
50代の転職は他の年齢と比べると難易度が格段に上がります。だからこそこれまでの経歴を活かすために、自分自身と向き合うのが大切です。

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