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【成形編】製造業における生産技術職の仕事を深堀り!

みらいキャリア編集者

製造業における生産技術職の仕事を深堀り! ~成形編~

製造業において、「企画」「開発」「設計」された製品を世の中に提供するには、十分な品質と限られた予算で製造する必要があります。そのために生産ラインの仕組みを整え、製造にかかるコスト管理を行う生産技術職は、モノづくりにはかかせない重要な仕事です。

生産技術職の職務内容、必要な能力、仕事の魅力など興味がある方は、こちらの記事も参考になさってください。

製造業に欠かせない”縁の下の力持ち”「生産技術職」へのキャリアアップ転職のススメ

また、機械加工編についてはこちらを参考になさってください。

【機械加工編】製造業における生産技術職の仕事を深堀り!

ただ、生産技術職の職務といっても

・モノづくりにはそれぞれの製造方法と工程があって、具体的な仕事内容が分からない。

というような疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、製造業における生産技術の仕事の中から[成形工程]に携わる生産技術職の技術者が具体的にどんな仕事をしているのか、その内容や仕事のやりがいなどについて紹介していきます。
なお、以降は、「製造業での成形工程に携わる生産技術職の技術者」のことを「成形に携わるエンジニア」と表現します。

成形に携わるエンジニアが普段どのような仕事をしているのかを深く知ることで、成形の仕事はもちろん、生産技術職という仕事は、どのようなものなのかを理解することができ、今まで以上に興味を持って頂ければ幸いです。

成形とは?

成形とは、合成樹脂(プラスチック)などの材料を加熱して溶かし、製品の形に加工した金型に送り込んだ後、冷やして中身を取り出すことで目的の製品に加工することです。

加工の工程は、材料を「溶かす」から始まり、「流す」「固める」「取り出す」「仕上げ加工」の順で行われます。

成形と一言に言っても、加工する製品によって加工方式は様々です。
以下に、代表的な加工方式を記載しますので、興味がある内容は調べてみてください。

  • ・射出成形
    ・押出成形
    ・ブロー成形
    ・真空成形
    ・プレス成形

射出成型機

◆射出成型機のイメージ

成形に携わる生産技術職の具体的な仕事内容は?

成形の加工工程や加工方式が理解できても、具体的な仕事をイメージできる方は少ないのではないでしょうか?

ここでは、製造業における生産技術職の中で、成形に携わるエンジニアの具体的な仕事内容について、「材料管理」「金型管理」「プロセス管理」「設備管理」の4つの視点で紹介していきます。

※実際の成形に携わるエンジニアの仕事内容は、メーカーや業界によって異なるため、ここで紹介する内容はあくまでも一例であることをご了承下さい。

材料管理

成形では、どのような材料を使用するかによって製品の良し悪しが大きく左右されます。成形で使用される材料は、「主剤」「硬化剤」「充てん材」です。

これらを簡単に解説すると以下の通りです。

  • ・「主剤」 :
      プラスチックを形作るもととなる材料で、一般にエポキシ樹脂と呼ばれます。
    ・「硬化剤」:
      エポキシ樹脂を固める(硬化させる)ための材料です。
    ・「充てん材」:
      フィラーとも呼ばれ、ミクロサイズやナノサイズの粉です。主剤、硬化剤と混ぜ合わせることで、  強度や耐熱性を高めたり、コストを下げたりすることを目的とした材料です。

材料管理の仕事としては、上記材料を供給してもらうサプライヤーの品質管理、納品されてからの保管管理、成形加工の工程管理を行う必要があります。

サプライヤーの品質管理とは、サプライヤーで製造された材料が品質管理基準を満たしているかどうかを検査表で確認するもしくは、自社で検査し確認することです。また、定期的にサプライヤーを訪問し、製造工程の監査を行うこともあります。

納品されてからの保管管理とは、材料には有効期限や適正な保管状態が定められていますので、それに従い保管されているかを確認することです。
成形加工の工程管理とは、正しい順序、正しい方法で加工されているかどうかを確認することです。詳しくは、2.3プロセス管理をご覧ください。

金型管理

材料と同じくらい成形で加工される製品の良し悪しを決めるのが金型です。金型の管理を怠ると、決められた材料、正しい方法で加工しても、金型から製品を「取り出す」と傷やへこみができており、仕上げ加工の時間がかかったり、もっとひどい場合は不良となり再度加工をする必要が発生したりします。

そのため、定期的に金型の表面に傷やへこみが無いか、取り出した製品の表面状態は問題無いか確認することが重要になります。

金型についての具体的な内容は、こちらの記事も参考にしてください。

製品を大量生産できる「金型」の魅力とその技術

プロセス管理

プロセス管理とは、正しい順序、方法で成形の加工をすることを指します。成形の加工は、前述のとおり、「溶かす」「流す」「固める」「取り出す」「仕上げ加工」の順で行われます。このとき、「溶かす」温度や、「流す」速さ、「固める」時間など、各工程(プロセス)の加工条件を設定し、それを守らせることが成形に携わるエンジニアの重要な仕事になります。

また、新しい生産ラインを作る場合は、このプロセスを決定することも成形に携わるエンジニアの大きな仕事になります。

設備管理

成形では、材料を溶かす設備(溶融炉)、金型に流す設備(成形装置)、固めるための設備(硬化炉)などの様々な設備を扱います。

設備管理では、正しいプロセスで成形ができるよう、設備が安定的に稼働するようタイミングよくメンテナンスしたり、設備トラブルが発生した場合は早急に復旧したりします。

成形に携わるエンジニアのやりがいとは?

製造業における生産技術職の仕事は、華やかな仕事ではないかもしれません。成形に携わるエンジニアもどちらかと言えば、縁の下の力持ち的な仕事です。

しかし、その中でも、

「不良品の対策やコスト削減のために、安定した良品を生産できる成形条件を見つけ、確立できたとき」

は、成形に携わるエンジニアが仕事で得られる一番のやりがいです。

成形では、加熱して溶かした材料に、金型に流し込んで製造しますが、そのプロセスでの条件は材料を流すスピードや温度、材料を冷やして固めるまでの時間など様々です。その一つ一つの要因がほんの少し変わっただけで仕上がりは大きく変わってきます。また、ミリ単位の高い寸法精度が要求されることもあります。

それだけに試作に成功したときの喜びはひとしお。お客様のニーズに応え、良品を生産できる安定した成形条件を見つけ出し確立することは、成形に携わるエンジニアとしてとてもやりがいが感じられる部分です。

やりがいのある作業着の男性

成形に携わるエンジニアに必要な知識や能力は?

品質管理手法(統計的手法)の活用

成形に携わるエンジニアは、生産ラインの品質を管理・向上するために、様々な品質管理手法を駆使し、生産ラインを管理する必要があります。これは成形に限らず、製造業における生産技術職で品質に携わるすべてのエンジニアに通じる内容です。

品質管理の手法としては、その代表的なものに「QC七つ道具」があります。「QC七つ道具」とは、統計的な品質管理において、特に効果を発揮する7つのツール※の総称です。

定量的なデータ分析が可能であるため、日々の生産ライン業務でのトラブルや製品不具合が発生した場合、すぐに現状把握、原因分析、対策の実施といったアクションが取る際に、活用が必須になるツールです。

これらのツールの特徴を理解し、製造ライン等の現場で活用できるようになると、成形に携わるエンジニアとしてのレベルが上がります。

※「QC七つ道具」のツールとは、以下の7つです。
  グラフ、パレート図、特性要因図、散布図、管理図、チェックシート、ヒストグラム。

品質管理についての具体的な内容は、こちらの記事も参考にしてください。

品質管理の仕事とは?仕事の内容、やりがい、必要な知識・能力まで一気に紹介!

化学の知識

成形は、材料を加熱して反応させることで所定の性能を満たす製品を製造する工程です。化学の知識と聞くと、すごく難しそうというイメージを持たれるかも知れません。もちろん、知識があることに越したことはありませんが、成形に携わるエンジニアは、研究者的な知識よりも原理原則を理解することがとても重要になります。

例えば、温度を上げれば材料の反応する速度や粘度が下がるといった基本的な知識を知っておくことで、生産ラインでのトラブルが発生した場合、どのように対応すればよいか正確に判断することができ、素早く対応することが可能となります。

そのためにも、なぜこの材料を使っているのか、なぜこのような方法で材料を流しているのか、といった各工程の業務の本質を理解することが大切で、そうすると自然と化学の知識も身に付いていきます。

成形の仕事に携われるのはどんな業界?

製造業における生産技術職の中でも成形の経験者を必要としているメーカーは非常に多く、仕事のニーズは高いです。

具体的には、下記のような業界において成形の仕事に携わることができます。

  • ・自動車
    ・輸送機器
    ・産業用機器
    ・医療用機器
    ・プラント
    ・インフラ  etc…

他にも様々な業界がありますので、気になる人はぜひメーカーの会社情報や求人情報をチェックしてみてください。

製造業にはどんな種類があるの?各製造業の概要を分かりやすく解説!

東海エリアで製造業に携わる

ものづくり大国の東海エリアには、大手企業やそれらの企業を支える中小企業まで、製造業が多く名を連ねます。

中でもエンジニアと呼ばれる、いわゆる技術職の求人は自動車や機械メーカーを中心に、その生産に必要な産業機械・電子部品を作る企業においてもエンジニア人材の需要が高まっています。

弊社の転職支援は、東海エリアの製造業に特化しており、多くのメーカー様から人材募集のご依頼をいただいておりますので、是非求人情報をご覧いただけばと思います。

今回ご紹介した「生産技術職 成形」の求人情報はもちろんのこと、製造業でニーズの高い求人を随時更新しております。

少しでも気になる求人がございましたら、【転職支援サイトみらいキャリア】より転職面談のお申し込みをしていただき、転職面談にて貴方様のご経験や転職に関するご希望をお聞きして、可能な限り求人をご紹介いたします。

まとめ

本記事では、製造業における生産技術の中でも「成形」に注目して、具体的な仕事内容やそのやりがいなどについて紹介しました。各業界のメーカーのホームページを見ると、そのメーカーにおける生産技術職の仕事内容が具体的に解説されていたりもしますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

それでは、ここまでご覧いただきまして、ありがとうございました!

参考記事

製造業に欠かせない”縁の下の力持ち”「生産技術職」へのキャリアアップ転職のススメ

樹脂成形の概要と主な成形法

製品を大量生産できる「金型」の魅力とその技術

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